大徳寺の金毛閣(きんもうかく)
京都の山間部ではボチボチ木々が色づき始めてるらしい。
これから、お寺のお庭を見にいかはる人で賑わうやろなぁ。
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でも私は、庭より『門』が好き。
ここ、大徳寺さんは、京都でも古い由緒ある臨済宗のお寺。
この三門は『金毛閣』(きんもうかく)の名で知られている。
2階部分は、茶人『千利休』が、自ら造営しはった。
そやけど、それが、悲劇の発端になった。
楼上に、利休の木像が安置された。素足で雪駄を履いてはる。
天下人、豊臣秀吉は、激怒しはった。
「門の下は我も通る!足で踏みつけるなど無礼である!」と。
秀吉は、利休に切腹を命じはった。
当たり前のように、何気なく出入りしている門やけど、歴史の証言者なんやなぁ。
この秋、門も、じっくり、よう見てくれはったらなぁ。と思う。
(ただし周囲に柵があって、通り抜けも内部の拝観もできないのでご注意を......!)
場所は市バス大徳寺前。詳しいアクセスはこちらを御覧ください。(googleマップに移動します。)
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2014年11月14日 19:03 | カテゴリー: 京都検定一級スタッフのマニアック京都案内