6月のお花・その3
梅雨の時期に雨にうたれて白く咲くお花。
お寺に行かはった時、白い椿(つばき)のような、
お花が、苔(こけ)の上に、はかなく落ちてるのを見はったことありますか?
「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、諸行無常(しょぎょうむじょう)の
響きあり。沙羅双樹(さらそうじゅ)の花の色・・・」
学生の時に、暗記しはったことあると思います。
平家物語の一文。
朝咲いて夕方には落花してしまうはかない
「沙羅双樹」と呼ばれる「ナツツバキ」です。
お寺の境内で、1輪見つけました。
はかないお花の代名詞みたいやけど、
この1輪、ホンマに元気に咲いてました。
そばには、菩提樹(ぼだいじゅ)が、実をつけてました。
木々の木陰が気持ち良かったわ。
桔梗(ききょう)や、他の花も、きれいでした。
2015年6月29日 17:08 | カテゴリー: 京都検定一級スタッフのマニアック京都案内