【京都の守り神の一つ、青龍が舞う「清水寺青龍会」】
清水寺とその周辺では、毎年計5日間(春3日間と秋2日間)、龍が舞い参拝者の幸福を祈願する「清水寺青龍会」というイベントがあります。
ではどうして清水寺に龍が舞うのでしょうか!??
その答えは平安京にあります!
かつての都である平安京は四神相応の考えを基に建設されたと言われており、四神相応とはつまり東の流水出地に青龍、西の大道に白虎、南の窪地に朱雀、北の山岳地に玄武がそれぞれの方角を司り守っているという考え方なのです。
そうです、京都には東は鴨川、西は山陽道、南は巨椋池(干拓工事が行われ今は存在していない)、北は鞍馬山が存在していたため都を作るのに最適の土地だったと言えるのです!
そして京都一の観光地とも言える清水寺は市内の東に位置することに加え、清水寺の本尊は観音菩薩であり龍は観音菩薩の化身とも伝えられていることから、青龍が舞うことになったのです。
イベント当日には、荘厳な装束に身を包んだご一行と青龍が、奥の院から音羽の瀧、経堂、三重塔、西門、門前町を経て、再び仁王門から轟門、本堂へと、境内をぐるりと練り歩きます。
法螺貝も吹かれ、厳かで迫力満点なのは間違いないでしょう!!
青龍はもちろんのこと、青龍会を執り行うご一行の衣装がとてもかっこよく雄雄しいのがたまりませんね!!
普段は見られない清水寺の一面を見に行かれてはいかがでしょうか!?
【日時】9月14日、15日 両日14時から
【場所】清水寺とその周辺
2015年8月28日 12:00 | カテゴリー: 季節のおすすめ・イベント