幻の花、仙翁華(せんのうげ)
真夏の太陽が照り続ける毎日です。
暑い日に、真っ赤な暑そうな色の花やなぁ。と思わはると思います。
この花は「仙翁華」という
ナデシコ科の多年草です。
室町時代、五山の送り火の1つ「鳥居形」が点火される嵯峨野の「曼荼羅山(まんだらやま)に
仙翁寺というお寺があったそうです。
仙翁華は、中国から伝わって、こちらのお寺で咲いていました。
そやけど、そのお寺も、なくなって、お花も絶滅してしもたとされて「幻の花」といわれたそうです。
現在も絶滅危惧種に指定されたはります。
そやけど、今、こうして嵯峨野の数件の民家が
大切に栽培したはります。お寺は跡形もなくなったけど、
お花は生き続けてホンマに良かったです。
真っ赤な炎のような、お花でした。
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2015年8月 5日 17:36 | カテゴリー: 京都検定一級スタッフのマニアック京都案内