高瀬川一之船入跡って知ったはりますか?
河原町、木屋町界わいは京都の繁華街やけど、木屋町を流れてる高瀬川のことって、あんまり知られてへん。
高瀬川は江戸時代初期に角倉了以(すみのくらりょうい)という豪商が、京・大坂間の物資を輸送する目的で、二条通~伏見まで開削しはった運河や。
船入(ふないり)いうのは、荷物の上げおろしをしはったとこ。
当時は9ヵ所あったらしいが、今こうして残ってるんは一之船入だけや。(京情緒たっぷり!)
京生まれの上等な品もんが、ヨーケ舟に積まれて京~伏見~大坂へとくだっていった。
『くだらない』いう言葉は、今もよう使われる。すなわち、「価値がないもんは、くだらへん」いうことや。
2014年10月15日 20:21 | カテゴリー: 京都検定一級スタッフのマニアック京都案内