【祇園祭】四条の御旅所に並ぶお神輿

今年は後祭があってホンマにうれしい。

祇園祭では山鉾巡行があまりにも有名やけど、ホンマの祭の主役は神輿(みこし)なんです。

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17日の山鉾巡行が行われた後の夕刻、八坂神社を出発しはった三基の神輿は、24日まで四条寺町のお旅所に鎮座しはります。

【祇園祭】前祭、山鉾巡行が来た ―夢館スタッフによる山鉾巡行写真―

京都の夏の暑さは、ハンパやない。「今日も朝から蒸しますなぁ?」が挨拶代わり。
でも、祇園祭はこーでないと盛り上がらへん。

朝9時。
49年ぶりに前祭と後祭に分かれての巡行。

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古来、くじ取らずで山鉾巡行の先頭を務めはる長刀鉾、山鉾の中で唯一、生稚児(いきちご)が二人の禿(かむろ)を従えて乗らはる。

長さ1.13メートルの長刀は、八坂神社や御所に刃先が向かわへんように南向きになってる。

私の前を通った鉾の大車輪。圧巻やった。(毎年、同じなんやけど)
今年も疫病邪悪を祓ってもうた。

さあ、来週は後祭です。

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左上:函谷鉾 右上:占出山
左下:孟宗山 右下:芦刈山

【祇園祭】静かな宵山なら油天神山と太子山が、おすすめ

祇園囃子の音色「コンコンチキチン」は、ホンマにええなぁ?と、毎年つくづく思う。

山鉾の中で最も西側に立つ、油天神山と太子山。

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油天神山は、古くから町内に祀られていた天神さん、すなわち菅原道真公を祀ったという言い伝えがある。
太子山は、その名の通り、聖徳太子にゆかりがある。

そして、有り難いことに、油天神山は菅原道真にあやかり、学業成就。太子山は聖徳太子にちなんで、知恵を授けてくれはる。

前祭の宵山もあとすこし。賢くなりたい人、西へ向いてください。

【祇園祭】写真は毎年必ず巡行の先頭を行く、長刀鉾です。

京都人にとって、祭りといえば、やっぱり、祇園祭。

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鉾町では「祇園祭どすなー」
と言われたら「暑おすなー」
と挨拶がかわされる。

祇園祭は暑くならんとあかん。
現在まで1100年以上に渡って受け継がれてきた京都人の心意気みたいなもん。
京都人にとっては、暑い夏の始まり。

あかん! メッチャ興奮やわ。

皆さんも、夢館の浴衣で(←)メッチャ興奮してください。

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【祇園祭】縁結びの山、花盗人の保昌山

祇園祭の前祭も間近ということで、夢館から一番近い場所にある山、保昌山(ほうしょうやま)をご紹介いたします。
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保昌山は紅梅を持つご神体の人形や、円山応挙(まるやまおうきょ)の下絵を元に刺繍をした前懸がある、とても華やかな山です。
宵山(前夜祭)で授与されるちまきやお守りには、縁結びと泥棒除けのご利益があるといいます。
・・・・・・いや、縁結びと泥棒避けってどんな組み合わせやねん。
という感じですが、由来を聞けばなるほど納得。
丹後守平井保昌(たんごのかみひらいやすまさ)と和泉式部(いずみしきぶ)の恋物語が山の題材となっているからなのです。
武勇に秀で、道長四天王のひとりと称されていた平井保昌は、和泉式部に想いを寄せていました。
ある日彼はその和泉式部から、「御所の紫宸殿(ししんでん)の中にある梅の枝を取ってきてほしい」と請われます。
・・・・・・さらっと書いていますが、けっこう無理難題なお願いです。
当時の帝の地位を考えれば、相当難しいこと話だというのが分かるでしょうか......。
有名な「竹取物語」にも求婚者に無理難題を出して遠回しにお断り......という話があるので、多分これも遠回しなお断りだったんでしょうね(^▽^;)
しかし平井保昌はそこで諦めることなく、梅の木を手折ろうと御所の紫宸殿に忍び込みます。そこで見張りの兵士に見つかり矢を射られるものの、一朶の枝を和泉式部の元へ持ち帰ります。彼の行動に心を動かされた和泉式部は彼の想いを受け入れて、ふたりは夫婦となったのでした。
保昌山はそのお話の一場面を表した山。
・・・・・・つまり、「御所の梅を盗みに入った平井保昌の図」なわけです。
140711_2-s_01.jpg140711_3.jpg山の故事にちなんで、保昌山は「花盗人山(はなぬすびとやま)」とも呼ばれます。
縁結び(や泥棒除け)のご利益があるちまきやお守りは女性に大変人気があります。
保昌山が巡行するのは前祭。お守りが授与されるのは7月14日・15日・16日の間。
宵山の間、ご神体は保昌山の町会所(宵山中、山鉾の山鉾の装飾品を展示したり、ちまきを販売したりする場所)の二階にいらっしゃいます。
夢館で浴衣に着替えたら、ぜひ一度「花盗人山」のところに行ってみてくださいね♪

貴船神社の水まつり

7月7日に行われた貴船神社の水まつりと七夕神事。

夜には社殿や笹飾りなどがライトアップされ、幻想の世界に包まれます。

有名な『水につけると現れるおみくじ』
水神をまつる貴船神社には、水にまつわるものがたくさんあります。
古代中国において七夕は、秋の豊作を祈る雨乞いのための『水神祭』であったとも考えられています。

今回はあいにくの雨...でも、貴船神社を訪れるのにはふさわしいお天気なのかもしれませんね。

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建仁寺の天井龍を見上げた、そして圧倒された!

私にとってはお寺って、癒されてホッコリ(ほっと)する場所。
 
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でも建仁寺(けんにんじ)の天井龍を見ると、その迫力に元気をもらえる気がしてくる。
 
頭はラクダ、胴体は蛇、鱗は鯉、角は鹿、耳は牛、爪は鷹に似てるといわれる中国の伝説上の生物、龍。
普段は水中にすみ、時に空を昇ると風雲を起こして雨を降らせてくれはる。
 
天井に龍を描くのは火災除けのおまじない。
龍はお寺を火災からまもってくれはる、なんとも有り難い存在なんです。
 
皆さんも圧倒されてください。
写真だけではこの迫力は伝わらない。是非実物を見上げてください。
もちろん、夢館の着物着てですよ(宣伝)。

場所は市バス祇園下車すぐ。詳しくはこちらから御覧ください。(googleマップに移動します)

愛染まつりにいってきました

6月30日から7月2日まで行われた、愛染まつり、別名「ゆかたまつり」にいってきました。大阪三大夏祭りのひとつ、愛敬・人気・縁結びの神さま、愛染さん(勝鬘院)の夏祭りです。

このお祭りの目玉は、秘仏・愛染明王や大日大勝金剛尊の特別ご開帳、そして、紅白の布と「愛染かつら」の花などの造花で飾った宝恵駕籠(ほえかご)に浴衣姿の愛染娘たちを乗せて練り歩く華やかなパレードです。

「ゆかたまつり」が始まると、いよいよ関西の浴衣シーズンの到来です!!

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八坂神社そば、中村楼の豆腐田楽

豆腐というたら、美容・ダイエット・安価と女子の強い味方。
節約メニューでお豆腐を重宝している女子も多いと思う。
 
でも、中村楼さんの豆腐田楽は、ちょっとそこらのとは違う。
 
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京都を極めたい私なんですが、恥ずかしながらまだ食べてへんかった。
室町時代末期の創業で八坂神社正門(南楼門)に茶屋を構えお参りにくる人で賑わってたらしい。
 
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木の芽味噌を塗ったごくシンプルな豆腐。
しかし、口にしたとたん、これは豆腐ちゃう。訳すと豆腐と違う。(都が生んだ芸術や!)
 
15分待って口の中で数分間とろけて終了。
しかし、また、京都の食文化の奥深さに感激した京都検定一級スタッフでした。

川崎市立住吉中学校の生徒さん、修学旅行で夢館へ

今回も、先日修学旅行の際にご来店いただいたお客様のご紹介です。

すごく仲が良さそうで、お話している間もずっとみなさん笑顔でした。

実はご来店くださった時、夢館のエレベーターが故障しておりまして。(ご迷惑をおかけしました......。)

階段をつかって上階に上がっていただいたのですが、やっぱりちょっと5階までのぼっていただくのは大変だったろうと思いますごめんなさい

だけど女の子達がぜえはあ肩で息をしている横で、男の子ふたりはケロッとした顔。
野球部に入っているそうで、このくらいどうってことないって感じでした。
日々の練習の賜物ですね! さすがです。

ところで。

夢館でお着物に着替えた後は、清水寺→お昼ごはん→伏見稲荷というコースをめぐるご予定だったそうですが。
さらに伏見稲荷の後で、大谷園茶舗さんで抹茶パフェを頂こうと話していたそうで。

大谷園茶舗......大谷園茶舗!? もしかして以前ブログでご紹介させていただいた大谷園茶舗さん、抹茶パフェでございますか!?

もしかすると、ブログをご覧になって決めていただいたのでしょうか。
そのお話をあとで聞いた、「京都検定一級スタッフの京都案内」を書いているスタッフが、大変よろこんでおりました。
夢館スタッフのおすすめスポット案内が、皆さんの散策のご参考になっていましたら幸いです。

ご来店いただき、ありがとうございました!

夢館本社がある塩竃町の地名由来

京都の町名ほど面白くて興味をかきたてるもんはありません。
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私の宝物の辞典「京都市の地名」。
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まぁ、普通は買わへんやろなぁ。
イヤー存在知らんわレベル。
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その中で第1号紹介は夢館本社のある「塩竃町」。
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まずは、はい。しおがまちょうと読みます。
以前に紹介した光源氏のイケメンモデル源融が製塩を楽しんだ場所なんです。
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毎月、難波から海水を運ばせて塩を焼き、その煙の風情を楽しんだ。
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よーわからん。
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平安時代のイケメンの好み、理解は難しいけど、我が夢館が平安時代の舞台になっていた。地名がちゃんと残っている。
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それが私には感激でゾクゾクなのであります。
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・・・地名シリーズ、今後も続けます!

祇園祭・五山の送り火限定・浴衣プレゼント企画のお知らせ

先日のお話。
 
夢館事務所に、突如鳴り響く祭り囃子。
 
「やめてー! 祇園囃子やめてー! 祇園祭近いと思うたらそわそわするからやめてー!」と小さく叫ぶザ・京都人スタッフ。
 
ほかの夢館スタッフが、パソコンで祇園祭の動画をチェックしていた音でした。(業務の一貫ですよ、おしごとですよ!)
 
そう、7月には祇園祭、8月には五山の送り火(大文字)が待ち構えているのです。
 
夢館では祇園祭と大文字の日程に合わせて、浴衣プレゼント企画を実施!
新しい浴衣でお祭りを楽しんで、そのまま浴衣をお持ち帰りいただけます。
 
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浴衣プレゼントのお知らせに合わせて、祇園祭と五山の送り火について少しだけご紹介。
 
祇園祭は千年以上続く八坂神社の祭礼です。7月1日から31日まで、丸々一ヶ月続きます。
特に山鉾巡行前の日に行われる宵山は、露天やお囃子で大盛り上がり。
 
昭和41年までは前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)に分かれていた山鉾巡行。
今年から後祭が復活することで、本来の姿に戻る祇園祭……。
後祭の山鉾 巡行に代割りとして始められた花傘巡行も継続して行われるので、むしろ以前より華やかな山鉾巡行になるかもしれません。

 
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夢館の浴衣プレセントは、前祭・後祭の両方の日程に合わせて実施します。
 
【浴衣プレゼント実施日(祇園祭)】
前祭 … 7月14日(宵々々山)・15日(宵々山)・16日(宵山)・17日(山鉾巡行)
後祭 … 7月23日(宵山)・24日(山鉾巡行)

 
浴衣プレゼントは五山の送り火の日にも実施します!
詳細はこちらのページからご確認ください♪

五山の送り火について、それから祇園祭についてもまた後日、写真などを交えてご紹介していく予定です。

夏は浴衣を着て楽しめるシーンがたくさん! ぜひ夢館の浴衣で、京都の夏を楽しんでくださいね!

東京都北区立浮間中学校の生徒さん、修学旅行でご来店

今回も修学旅行で夢館にご来店いただいたお客様のご紹介です。

女の子は赤いお着物がとてもよくお似合いです。男の子も着物姿がばしっときまっています♪

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着物姿で京都を歩く修学旅行、楽しい思い出になればと思います。

ご利用いただきありがとうございました!

率川神社の三枝祭にいってきました

6月17日に、奈良最古の神社といわれる率川神社(いさかわじんじゃ)の三枝祭(別名ゆりまつり)にいってきました。

率川神社は、子守明神とも呼ばれ、古来より安産・育児の神として信仰をあつめている神社です。薄いピンクのヤマユリをかざした4人の巫女が舞いを奉納、稚児行列が奈良市街を練り歩きます。

古事記による伝説がそのまま祭礼のいわれになっている祭りに、古都奈良の歴史を感じました。

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あの小説の舞台、羅城門跡

やっばり歴史好きの私にとって、京都は最高の町。
 
このあたりを堀ったら、あの時代のアレ、アレが出てくるかも……。
こっそり妄そ、じゃない、想像しては楽しんでたり。
 
今回ご紹介するのは平安京の「羅城門」。
 
都の南端に建てられた正門。遺構さえ見つかってないこの場所には、鬼が住んでいたとか、そんな恐ろしいお話も残っています。
場所は有名な「東寺」のそば。
 
有名なお寺や神社もいいけれど、教科書に書いてあった史跡を散策してみるのもオススメ。妄そ……じゃない、想像力アップです。
 
……た、楽しいですよ。楽しいですよ。私だけ楽しんでるわけではありませんからね……!
 
 
 
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