嵐電(らんでん)嵐山本線の地名

嵐電沿線(らんでん)沿線シリーズ 第四段は、
地名についてお話します。
以前にも書いたけど、私は、地名もメッチャ好き!
京都には、伝説や伝承、歴史的な事件が今も地名の中に残ってる。
まずは、「太秦(うずまさ)」やけど、京都の人やったら映画村が有名やし、

読めはる人は多いけど、難読字の1つやと思う。
前回の古墳で出てきた渡来人の秦氏(はたし)が、朝廷に絹を献上しはった時に「うず高く」積み上げはったし。という説がある。

「帷子ノ辻(かたびらのつじ)」...

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この地名は、京都の人でも読めへん人がようけいやはるくらい難読字やと思う。この地は、昔、別れ道やったらしいが、道の方向が北側ばっかりに延びて南には道があらへんかって、片側ばっかりやったさかいに、「カタビラ」になったとか、平安時代に嵯峨(さが)天皇さん(平安京を作らはった桓武天皇さんの息子さん)の皇后、檀林(だんりん)皇后さんが亡くならはって、嵯峨の地への葬送の際に棺を覆ったはった「かたびら」の衣が風で落ちた場所がこのへんやった。とも伝わってるらしい。
さすが、千年以上の歴史ある京都やなぁ。地名はホンマに奥深いわ。

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京福電鉄 嵐山本線 「帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅」 徒歩0分

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蛇塚古墳の中に入ってきました

今回 嵐電沿線(らんでん)沿線シリーズ 
第三段は、蛇塚(へびづか)古墳。
なんで、こんな静かな住宅街のど真ん中に古墳があるん?

言いたくなる不思議な場所。古代、太秦(うずまさ)は、

大陸から渡ってきはった秦氏(はたし)という渡来人(とらいじん)が

大陸の文化を広めはった土地。

ここは、その一族ゆかりの古墳やと言われてる。

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当時は全長約75メートルとメッチャ大きな横穴式前方後円墳やったらしい。

でも、今は、むき出しになってる石室だけ。管理の方にお願いして柵を開けてもうた。

巨大な石を積み上げた石室の中で、しばし感激のあまり沈黙。

鉄筋で補強してはる場所もあるけど、古代人の偉大さにまた感激。
蛇塚いう名前は、この古墳に蛇が住み着いたことからきてるらしい。

日頃は幕末を追いかけてる私やけど、古墳を追いかけてみよかなぁ。と、考えをめぐらせてみました。

京福電鉄 嵐山本線 「帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅」

南へ徒歩約10分

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京都にも雪が降りました!

朝起きて、ベランダをみてびっくり!京都の町並みもふんわりと雪化粧です。まるで絵のような風景は、とてもロマンチック。
着物散策のお客様も、京都の雪景色を心から楽しんでくださいました。
ホワイトクリスマスにはちょっと早いけど、空からの素敵な贈り物でした♪

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『大魔人は、やっぱり、今も怖いわ。』

前回に引き続き嵐電(らんでん)沿線シリーズ 第二段は、大魔人の像。

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私くらいの年の人なら大魔人の映画と聞くと、メッチャ怖かったなぁ。と、
すぐに思い出さはるやろなぁ。
(年齢はあえて言わへん・・・(笑)バレバレ)
映画「大魔人シリーズ」は、「大魔人」「大魔人怒る」
「大魔人逆襲」と3作品からなる。

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子供の時、大魔人の顔が、埴輪(はにわ)顔から怒りの表情に代わる
変身の瞬間が、とにかく怖すぎた。
見終わった後も、やっぱり、悪いことはしたらあかん。
絶対に悪いことはあかん!と、
何度も思ったりした。その大魔人が、
太秦の大映通り商店街のスーパーマーケットの前に
復活されたはる。この像、土台を含め6メートルと、なかなか迫力もある。
こうして、何十年経っても、この存在感は、さすがに大魔人やなぁ。
引退しはっても、こうして、映画の町を見守ってくれたはる。

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京福電鉄 嵐山本線 「帷子ノ辻かたびらのつじ)駅」 徒歩1分

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2014年の紅葉のアルバムをまとめました

今年は紅葉のライトアップがたくさんありましたね。
心に残る、京都の秋のシーンがいっぱいです。
来年もまた、素敵な紅葉が見れますように!!

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車折(くるまざき)神社の境内に芸能神社があるのを知ったはりますか?

嵐電(らんでん)沿線シリーズ 第一段は、車折(くるまざき)神社。

観光で賑わった京都の町も、紅葉の終わりと共に静かになってきた。

しかし、まだまだ紅葉を追い求めたい私は

※1.嵐電(らんでん)に乗り、車折(くるまざき)神社に行ってきた。

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最近はパワースポットで有名やし、
雑誌やテレビで見はった人もいやはるかもしれへん。
本殿にお参りした後、境内に芸能の神さんを
お祀りしてはる芸能神社があるし、行ってきた。
ここをお参りしたら、芸が上達するといわれるさかいに、
朱塗りの玉垣には、有名人の名前がギッシリ並んでいる。

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この辺りは映画とかドラマのロケ地としても有名やし、
芸能人の名前を見つけては年を忘れてはしゃいでしもた。
芸の上達を祈願する人、単にミーハーの人、楽しい神社やし、
一度行ってみてはどうどすやろ。

※1.嵐電(らんでん)‥京福電鉄が運行する嵐山本線・北野線の公式の愛称。

京福電鉄 嵐山本線 「車折神社駅」 徒歩0分

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mus(ムス)無国籍蒸し料理に行ってきました

お友達と、ランチしてきました。

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最近、健康志向で蒸し料理が人気あるらしいです。
確かに、若い女の子も、たくさん食べにきてはった。
私達が注文した、「蒸し野菜ランチ」は、
セイロの中に湯気を立てた野菜が入ってた。
ブロッコリー、ピーマン、かぼちゃ、かぶら、
トマトまで、新鮮な野菜がホカホカ。それを、塩でいただく。

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「野菜って、こんなに甘かったんやなぁ。」と感激。
早速、我が家もまねせなあかんわ。と、勉強になりました
体も、なんかキレイになったような気がしました。

地下鉄東西線「京都市役所前駅」徒歩2分 

市バス「河原町三条」徒歩0分

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霊鑑寺(れいかんじ)の特別公開

哲学の道に、霊鑑寺というお寺があるのを知ってはりますか?
いつもは、門を閉じてはるけど秋の公開をやったはるので行ってきました。

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別名「谷の御所」とも呼ばれてる。
臨済宗の尼門跡寺院(あまもんぜきじいん)いうて、
歴代の住職は天皇さんの娘さんがなったはる格式高い寺院や。
気高く静寂な門をくぐると、上品なお庭や本堂が目に入ってくる。
池泉観賞式庭園(ちせんかんしょうしきていえん)いうて、
お部屋からお庭を眺めて楽しめる。

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また椿の木が多く楓の紅葉とマッチして、ホンマにきれいやった。
天皇さんの娘さんが持ってきはった御所人形も見ごたえがあった。
京都の紅葉も終わりに近づいてきたけれど、
雅な気分にさせてくれはる霊鑑寺は、良かったわぁ。

市バス「真如堂前」徒歩約7分。または「宮ノ前町」徒歩約5分。

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円山公園に立つ龍馬像

「京都で桜のきれいなとこてどこなん?」って聞かれたら、
たいていの人は「円山公園は有名やで。」と言わはる。
昔から人気のデートスポットで、「恋人と桜見たわ。」とか
思い出さはる人もやはるかもしれへん。
この時期は紅葉も最高で、市民憩いの公園や。
でも、この公園に幕末ヒーロー坂本龍馬と
盟友の中岡慎太郎の像が、
あるんを知ったはる人は少ないかもしれへん。

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龍馬は、何回か皆さんに紹介させてもうたけど、
ここの像はホンマに迫力がある。
京都の町を今もなお守ってくれたはるんやなぁ。
と実感させてくれはる。
円山公園へ行かはったら、ぜひ、見に行ってください。

市バス「祗園」徒歩5分。

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高台寺のライトアップ行ってきました

今年は、俳優の井浦新さん監修の「悠久・光と陰」というテーマで、
連日、たくさんの人で賑わってはる。お庭のライトアップは、幻想的でした。

12月14日まで、やってはります。夢館のお着物で、お出かけください。

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市バス「東山安井」徒歩5分。

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高台寺は最高でした

京都の紅葉いうたら、東山の高台寺は、はずせへん。

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豊臣秀吉の奥さんの、ねねさん(北政所)が、

亡き秀吉の菩提を弔うために建てはったお寺や。
江戸時代から、何回か火災におうたはるけど、
重要文化財の建物もいくつか残ってて見ごたえがある。
霊屋(おたまや)には、ねねさんが埋葬されたはる。
ホンマに、ねねさんのお寺や。
そやけど、この時期は、やっぱり、これを見なあかん。
真っ赤な紅葉や。その中でも、臥龍池(がりゅうち)に映紅葉は、

美しすぎた。言葉にならへんので、

写真を見てくれはったらわかってくれはると思います。

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場所は市バス「東山安井」徒歩5分。

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国宝・青不動御開帳へ行ってきました。

京都には数えきれへんほどお寺がある。

 

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けど特に私の好きなお寺は「青蓮院門跡」(しょうれんいんもんぜき)。
平安時代の創建で、天皇家とゆかりのある格式高いお寺や。

 

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この10月、飛地境内である将軍塚に青龍殿(せいりゅうでん)という新たなお堂を建立しはった。
落慶記念で、国宝の青不動さんの御開帳もしはるということで、是非とも、青不動さんのパワーをもらわなあかんわ!と出かけた。

 

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青蓮院からシャトルバスで、東山山頂へ。
空気もヒンヤリ気持ちええ。古来より四神の1つ青龍がこの地を護ってくれたはる...といわれてる。
大きなお堂の中には、青不動さんがやはった。

 

こちらの青不動さんは、画面に描かれたはるお姿や。
平安時代から厚く信仰されてきはったといわれてる。
ホンマに有り難いお姿やった。

 

しっかり祈願した後、京都を一望できる広大な舞台へ行った。
美しすぎて無言・・・になった。京都の町は、ホンマにきれいやった。

 

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ぜひ、着物を着て京の都を一望してきはったら感動しはることまちがいないです。

 

場所は地下鉄東西線「東山駅」徒歩5分。詳しくはこちらを御覧ください(グーグルマップに移動します)。

修学院にて

歴史徘徊の途中に、あまりにも、きれいな紅葉を見つけた。
有名な観光地も、ええけど、ひっそりとした紅葉は、独り占めできる。

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場所は、修学院。
「詩仙堂」や「修学院離宮」など、有名な観光地もあるけど、是非、独り占めできる紅葉も

見つけはったら得した気持ちにならはると思う。

市バス「一乗寺下リ松町」

京都霊山護国神社・龍馬祭

幕末ヒーロー坂本龍馬の最期は、慶応3年(1867年)11月15日やった。

 

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醤油商、近江屋2階で盟友の中岡慎太郎と共に暗殺されはった。享年33才。

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そして、龍馬と慎太郎は、ここ京都霊山(りょうぜん)護国神社に眠ったはる。
命日には龍馬祭があり、今なお多くのファンが訪れはる。
彼らがやはったからこそ、新しい時代がきたんやなぁ。(再び熱くなる。)
龍馬と慎太郎にしみじみ感謝した。

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場所は市バス・東山安井から徒歩7分。詳しくはこちらをご覧ください(googleマップに移動します。)

大徳寺の金毛閣(きんもうかく)

京都の山間部ではボチボチ木々が色づき始めてるらしい。
これから、お寺のお庭を見にいかはる人で賑わうやろなぁ。

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でも私は、庭より『門』が好き。

ここ、大徳寺さんは、京都でも古い由緒ある臨済宗のお寺。
この三門は『金毛閣』(きんもうかく)の名で知られている。


2階部分は、茶人『千利休』が、自ら造営しはった。
そやけど、それが、悲劇の発端になった。

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楼上に、利休の木像が安置された。素足で雪駄を履いてはる。

天下人、豊臣秀吉は、激怒しはった。
「門の下は我も通る!足で踏みつけるなど無礼である!」と。

秀吉は、利休に切腹を命じはった。

当たり前のように、何気なく出入りしている門やけど、歴史の証言者なんやなぁ。
この秋、門も、じっくり、よう見てくれはったらなぁ。と思う。

(ただし周囲に柵があって、通り抜けも内部の拝観もできないのでご注意を......!)

場所は市バス大徳寺前。詳しいアクセスはこちらを御覧ください。(googleマップに移動します。)

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