京都検定一級スタッフのマニアック京都案内

金運アップ祈願は御金(みかね)神社へ

新しい年が始まったけれど、やっぱり今年も「お金がほしい!」
「お金がすべてや!」と思ってはる人は、
是非おすすめの神社が京都にあります。
名前もそのまま「御金(みかね)神社」

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町の中やのに、超目立つ金ぴかの鳥居(もうここからパワーが出てるんやなぁ。)
お参りしてはる人のすごい真剣な眼差しと気合いにびっくりした。
「お金持ちになりたい」
「宝くじに当たりたい」
「ギャンブルに勝ちたい」
普通は、神様にお願いするこというたら、
病気やら安産やら試験合格やらが多いけど(笑)でも、お金はあったら、
邪魔にならへんし、あるにこしたことはないしなぁ(納得)。
私も、お参りしてはる人に圧倒されながらも、
「お金がぎょうさんたまりますように!」と、祈願してきました。

市バス「堀川御池」 徒歩6分

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おみくじ入りの味噌煎餅で大吉が出た!

初詣で、おみくじをひいたことはありますか?
大吉をひいた時の嬉しさ、凶をひいた時の落ち込み。
皆さん、いろいろな気持ちになったことと思います。
(ちょっとビビりな私は神社では、ひかへん)
しかし、しかし...私は、商売繁盛で有名な伏見稲荷大社の
参道にある稲荷煎餅発祥のお店「宝玉堂さん」の、
おみくじ入りの味噌煎餅「鈴」で、大吉が出ました!

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辻占いを挟んだ味噌風味の煎餅で、おみくじをひく時の
緊張感と香ばしい美味しさの両方を楽しめる。
ユーモアいっぱいの歌(川柳みたい)が
書かれていて読むのも、ホンマに楽しい。
フォーチュンクッキーの元祖ともいわれてるらしい。
皆さんも、お稲荷さんに参拝にいかはったら、
ぜひ、購入して試してみてくれはったらと思います。

京阪電車「伏見稲荷」駅 徒歩すぐ

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お正月に六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)に行ってきました

お正月も、ホンマにアッというまに過ぎてしまいました。
皆さんは、ええお正月でしたやろか?
京都は、雪も、よう降りましたが、雪のお寺もなかなかの趣があり
感動しはった人も、いやはったと思います。
私は、お正月に東山の六波羅蜜寺に行ってきました。

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こちらは、平安時代に疫病が流行った時、それを鎮めるために、
空也上人(くうやしょうにん)さんが創建しはったお寺です。
三が日には、無病息災のご利益があるという、
梅干しと結昆布の入った、お煎茶「皇服茶(おうぶくちゃ)」を、
ふるまってくれはる。

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三が日だけの恒例行事やし、ようけの人で賑わってた。

時の村上天皇さんが服さはったことから
「皇服」とよばれるようになったらしい。
お正月で食べてばかりやったし、胃腸も疲れてたし、
「皇服茶」をいただいてホンマにスッキリした。
この1年健康でよい年になりますように。

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市バス「清水道」 徒歩7分

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蚕ノ社(かいこのやしろ)の三鳥居(みつどりい)

嵐電沿線(らんでん)沿線シリーズ 第五段は、
ちょっと不思議な鳥居の話。京都の人なら蚕ノ社いうたら「聞いたことあるわ。」といわはる人も多いと思う。やっぱり、ここも、渡来人(とらいじん)の秦氏(はたし)に関係ある神社で、蚕という字の通り養蚕や機織りにも縁が深いし、水の神さんを祀らはったいう伝えから、古代より水にまつわる神事も続けたはる。
そやけど、有名なんは何というても、三鳥居。

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京都三珍鳥居の1つや。
柱が3本という不思議な造り。三角形の中心には、神座(かみくら)つまり、神さんが降臨しはる所がある。なんで、三角形なんか?ハッキリしたことは、わからへん謎の多い鳥居や。
ある一説では、伏見稲荷大社、松尾大社、双ケ丘(大きな石室の古墳が秦氏ゆかりの墓と考えられてる)と、秦氏ゆかりの三方向を向いてるとか(つまり1度に拝める便利さ)謎は深まるばかりや。
近くには寄れへんけど、なんとなくひんやり静かな境内。そやけど、
鳥居の中心はエネルギーのたまり場になってるんやろなぁ。これこそ、古代のロマンやわ。

京福電鉄 嵐山本線 「蚕ノ社(かいこのやしろ)駅」 徒歩3分

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嵐電(らんでん)嵐山本線の地名

嵐電沿線(らんでん)沿線シリーズ 第四段は、
地名についてお話します。
以前にも書いたけど、私は、地名もメッチャ好き!
京都には、伝説や伝承、歴史的な事件が今も地名の中に残ってる。
まずは、「太秦(うずまさ)」やけど、京都の人やったら映画村が有名やし、

読めはる人は多いけど、難読字の1つやと思う。
前回の古墳で出てきた渡来人の秦氏(はたし)が、朝廷に絹を献上しはった時に「うず高く」積み上げはったし。という説がある。

「帷子ノ辻(かたびらのつじ)」...

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この地名は、京都の人でも読めへん人がようけいやはるくらい難読字やと思う。この地は、昔、別れ道やったらしいが、道の方向が北側ばっかりに延びて南には道があらへんかって、片側ばっかりやったさかいに、「カタビラ」になったとか、平安時代に嵯峨(さが)天皇さん(平安京を作らはった桓武天皇さんの息子さん)の皇后、檀林(だんりん)皇后さんが亡くならはって、嵯峨の地への葬送の際に棺を覆ったはった「かたびら」の衣が風で落ちた場所がこのへんやった。とも伝わってるらしい。
さすが、千年以上の歴史ある京都やなぁ。地名はホンマに奥深いわ。

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京福電鉄 嵐山本線 「帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅」 徒歩0分

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蛇塚古墳の中に入ってきました

今回 嵐電沿線(らんでん)沿線シリーズ 
第三段は、蛇塚(へびづか)古墳。
なんで、こんな静かな住宅街のど真ん中に古墳があるん?

言いたくなる不思議な場所。古代、太秦(うずまさ)は、

大陸から渡ってきはった秦氏(はたし)という渡来人(とらいじん)が

大陸の文化を広めはった土地。

ここは、その一族ゆかりの古墳やと言われてる。

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当時は全長約75メートルとメッチャ大きな横穴式前方後円墳やったらしい。

でも、今は、むき出しになってる石室だけ。管理の方にお願いして柵を開けてもうた。

巨大な石を積み上げた石室の中で、しばし感激のあまり沈黙。

鉄筋で補強してはる場所もあるけど、古代人の偉大さにまた感激。
蛇塚いう名前は、この古墳に蛇が住み着いたことからきてるらしい。

日頃は幕末を追いかけてる私やけど、古墳を追いかけてみよかなぁ。と、考えをめぐらせてみました。

京福電鉄 嵐山本線 「帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅」

南へ徒歩約10分

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『大魔人は、やっぱり、今も怖いわ。』

前回に引き続き嵐電(らんでん)沿線シリーズ 第二段は、大魔人の像。

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私くらいの年の人なら大魔人の映画と聞くと、メッチャ怖かったなぁ。と、
すぐに思い出さはるやろなぁ。
(年齢はあえて言わへん・・・(笑)バレバレ)
映画「大魔人シリーズ」は、「大魔人」「大魔人怒る」
「大魔人逆襲」と3作品からなる。

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子供の時、大魔人の顔が、埴輪(はにわ)顔から怒りの表情に代わる
変身の瞬間が、とにかく怖すぎた。
見終わった後も、やっぱり、悪いことはしたらあかん。
絶対に悪いことはあかん!と、
何度も思ったりした。その大魔人が、
太秦の大映通り商店街のスーパーマーケットの前に
復活されたはる。この像、土台を含め6メートルと、なかなか迫力もある。
こうして、何十年経っても、この存在感は、さすがに大魔人やなぁ。
引退しはっても、こうして、映画の町を見守ってくれたはる。

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京福電鉄 嵐山本線 「帷子ノ辻かたびらのつじ)駅」 徒歩1分

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車折(くるまざき)神社の境内に芸能神社があるのを知ったはりますか?

嵐電(らんでん)沿線シリーズ 第一段は、車折(くるまざき)神社。

観光で賑わった京都の町も、紅葉の終わりと共に静かになってきた。

しかし、まだまだ紅葉を追い求めたい私は

※1.嵐電(らんでん)に乗り、車折(くるまざき)神社に行ってきた。

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最近はパワースポットで有名やし、
雑誌やテレビで見はった人もいやはるかもしれへん。
本殿にお参りした後、境内に芸能の神さんを
お祀りしてはる芸能神社があるし、行ってきた。
ここをお参りしたら、芸が上達するといわれるさかいに、
朱塗りの玉垣には、有名人の名前がギッシリ並んでいる。

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この辺りは映画とかドラマのロケ地としても有名やし、
芸能人の名前を見つけては年を忘れてはしゃいでしもた。
芸の上達を祈願する人、単にミーハーの人、楽しい神社やし、
一度行ってみてはどうどすやろ。

※1.嵐電(らんでん)‥京福電鉄が運行する嵐山本線・北野線の公式の愛称。

京福電鉄 嵐山本線 「車折神社駅」 徒歩0分

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mus(ムス)無国籍蒸し料理に行ってきました

お友達と、ランチしてきました。

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最近、健康志向で蒸し料理が人気あるらしいです。
確かに、若い女の子も、たくさん食べにきてはった。
私達が注文した、「蒸し野菜ランチ」は、
セイロの中に湯気を立てた野菜が入ってた。
ブロッコリー、ピーマン、かぼちゃ、かぶら、
トマトまで、新鮮な野菜がホカホカ。それを、塩でいただく。

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「野菜って、こんなに甘かったんやなぁ。」と感激。
早速、我が家もまねせなあかんわ。と、勉強になりました
体も、なんかキレイになったような気がしました。

地下鉄東西線「京都市役所前駅」徒歩2分 

市バス「河原町三条」徒歩0分

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霊鑑寺(れいかんじ)の特別公開

哲学の道に、霊鑑寺というお寺があるのを知ってはりますか?
いつもは、門を閉じてはるけど秋の公開をやったはるので行ってきました。

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別名「谷の御所」とも呼ばれてる。
臨済宗の尼門跡寺院(あまもんぜきじいん)いうて、
歴代の住職は天皇さんの娘さんがなったはる格式高い寺院や。
気高く静寂な門をくぐると、上品なお庭や本堂が目に入ってくる。
池泉観賞式庭園(ちせんかんしょうしきていえん)いうて、
お部屋からお庭を眺めて楽しめる。

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また椿の木が多く楓の紅葉とマッチして、ホンマにきれいやった。
天皇さんの娘さんが持ってきはった御所人形も見ごたえがあった。
京都の紅葉も終わりに近づいてきたけれど、
雅な気分にさせてくれはる霊鑑寺は、良かったわぁ。

市バス「真如堂前」徒歩約7分。または「宮ノ前町」徒歩約5分。

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円山公園に立つ龍馬像

「京都で桜のきれいなとこてどこなん?」って聞かれたら、
たいていの人は「円山公園は有名やで。」と言わはる。
昔から人気のデートスポットで、「恋人と桜見たわ。」とか
思い出さはる人もやはるかもしれへん。
この時期は紅葉も最高で、市民憩いの公園や。
でも、この公園に幕末ヒーロー坂本龍馬と
盟友の中岡慎太郎の像が、
あるんを知ったはる人は少ないかもしれへん。

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龍馬は、何回か皆さんに紹介させてもうたけど、
ここの像はホンマに迫力がある。
京都の町を今もなお守ってくれたはるんやなぁ。
と実感させてくれはる。
円山公園へ行かはったら、ぜひ、見に行ってください。

市バス「祗園」徒歩5分。

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高台寺のライトアップ行ってきました

今年は、俳優の井浦新さん監修の「悠久・光と陰」というテーマで、
連日、たくさんの人で賑わってはる。お庭のライトアップは、幻想的でした。

12月14日まで、やってはります。夢館のお着物で、お出かけください。

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市バス「東山安井」徒歩5分。

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高台寺は最高でした

京都の紅葉いうたら、東山の高台寺は、はずせへん。

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豊臣秀吉の奥さんの、ねねさん(北政所)が、

亡き秀吉の菩提を弔うために建てはったお寺や。
江戸時代から、何回か火災におうたはるけど、
重要文化財の建物もいくつか残ってて見ごたえがある。
霊屋(おたまや)には、ねねさんが埋葬されたはる。
ホンマに、ねねさんのお寺や。
そやけど、この時期は、やっぱり、これを見なあかん。
真っ赤な紅葉や。その中でも、臥龍池(がりゅうち)に映紅葉は、

美しすぎた。言葉にならへんので、

写真を見てくれはったらわかってくれはると思います。

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場所は市バス「東山安井」徒歩5分。

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国宝・青不動御開帳へ行ってきました。

京都には数えきれへんほどお寺がある。

 

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けど特に私の好きなお寺は「青蓮院門跡」(しょうれんいんもんぜき)。
平安時代の創建で、天皇家とゆかりのある格式高いお寺や。

 

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この10月、飛地境内である将軍塚に青龍殿(せいりゅうでん)という新たなお堂を建立しはった。
落慶記念で、国宝の青不動さんの御開帳もしはるということで、是非とも、青不動さんのパワーをもらわなあかんわ!と出かけた。

 

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青蓮院からシャトルバスで、東山山頂へ。
空気もヒンヤリ気持ちええ。古来より四神の1つ青龍がこの地を護ってくれたはる...といわれてる。
大きなお堂の中には、青不動さんがやはった。

 

こちらの青不動さんは、画面に描かれたはるお姿や。
平安時代から厚く信仰されてきはったといわれてる。
ホンマに有り難いお姿やった。

 

しっかり祈願した後、京都を一望できる広大な舞台へ行った。
美しすぎて無言・・・になった。京都の町は、ホンマにきれいやった。

 

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ぜひ、着物を着て京の都を一望してきはったら感動しはることまちがいないです。

 

場所は地下鉄東西線「東山駅」徒歩5分。詳しくはこちらを御覧ください(グーグルマップに移動します)。

修学院にて

歴史徘徊の途中に、あまりにも、きれいな紅葉を見つけた。
有名な観光地も、ええけど、ひっそりとした紅葉は、独り占めできる。

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場所は、修学院。
「詩仙堂」や「修学院離宮」など、有名な観光地もあるけど、是非、独り占めできる紅葉も

見つけはったら得した気持ちにならはると思う。

市バス「一乗寺下リ松町」

京都霊山護国神社・龍馬祭

幕末ヒーロー坂本龍馬の最期は、慶応3年(1867年)11月15日やった。

 

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醤油商、近江屋2階で盟友の中岡慎太郎と共に暗殺されはった。享年33才。

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そして、龍馬と慎太郎は、ここ京都霊山(りょうぜん)護国神社に眠ったはる。
命日には龍馬祭があり、今なお多くのファンが訪れはる。
彼らがやはったからこそ、新しい時代がきたんやなぁ。(再び熱くなる。)
龍馬と慎太郎にしみじみ感謝した。

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場所は市バス・東山安井から徒歩7分。詳しくはこちらをご覧ください(googleマップに移動します。)

大徳寺の金毛閣(きんもうかく)

京都の山間部ではボチボチ木々が色づき始めてるらしい。
これから、お寺のお庭を見にいかはる人で賑わうやろなぁ。

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でも私は、庭より『門』が好き。

ここ、大徳寺さんは、京都でも古い由緒ある臨済宗のお寺。
この三門は『金毛閣』(きんもうかく)の名で知られている。


2階部分は、茶人『千利休』が、自ら造営しはった。
そやけど、それが、悲劇の発端になった。

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楼上に、利休の木像が安置された。素足で雪駄を履いてはる。

天下人、豊臣秀吉は、激怒しはった。
「門の下は我も通る!足で踏みつけるなど無礼である!」と。

秀吉は、利休に切腹を命じはった。

当たり前のように、何気なく出入りしている門やけど、歴史の証言者なんやなぁ。
この秋、門も、じっくり、よう見てくれはったらなぁ。と思う。

(ただし周囲に柵があって、通り抜けも内部の拝観もできないのでご注意を......!)

場所は市バス大徳寺前。詳しいアクセスはこちらを御覧ください。(googleマップに移動します。)

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寿延寺(じゅえんじ)さんの洗い地蔵さんをゴジゴシしてきました

よう、おばあちゃんが言ってはった。「生きるいうのもホンマに苦労やわ。カナン(イヤな)こともあるし、そこらも痛いし・・・」

確かに、私も納得する年になってきた。

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ここ寿延寺さんの、洗い地蔵さん。

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お地蔵さんにお水をかけてあげて、その身体をたわしで洗い清めてあげたら、痛いとこ、苦しいとこを取り除いてくるはる。

観光のお寺ちがうけど、いつ行っても誰かがお地蔵さんをゴシゴシしたはる。

私は、肩がこるんとお腹が弱いし、肩とお腹をゴシゴシして帰ってくる。
不思議とお地蔵さんを洗ってたら、気が休まる。

お地蔵さんも大変やろなぁ。
毎日、毎日、たくさんの願い事を聞かはらなあかんし・・・

そやけど、ホンマに幸せそうな、お顔をしたはる。
これこそ、庶民の信仰のお地蔵さんやなぁ。と思う。

場所は京阪本線五条駅から徒歩5分。詳しいアクセスはこちらをご覧ください。

宝鏡寺(ほうきょうじ)の人形供養へ行ってきました。

いきなりやけど皆さん、家のお人形さんが古うなったり、もう飾らへんとか、役目を終えはったら、どーしはりますか?
 
お人形さんは、その人の身代わりに悪いことを引き受けてくれはる。と言われてる。
 
ホンマにお世話になったと思う人は、やっぱり、最後は感謝してお別れせなあかん。
 
10月14日、私は母のお人形さんを持って人形供養に、上京区の宝鏡寺(ほうきょうじ)、通称『人形寺』に行ってきた。

  

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こちらのお寺は、別名「百々御所(どどごしょ)」と呼ばれたはる。
江戸時代に天皇さんの娘さんが、お寺に入らはった格式高い尼寺や。

 

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この日は境内の人形塚前で、『人形供養』の法要が執り行われた。
お雛さん、日本人形、フランス人形、ぬいぐるみなど、役目を終えはった、お人形さんに、皆で感謝して拝んだ。

(ちなみに下の写真の真ん中、黄緑の着物を着てるのが母のお人形さん)

 

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島原の太夫さんも、お琴の演奏や舞を奉納しはって、華を添えてくれはった。

 

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母のお人形さんにお別れをした。母も喜んでくれたやろなぁ。と優しかった母を思い出した。

高瀬川一之船入跡って知ったはりますか?

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河原町、木屋町界わいは京都の繁華街やけど、木屋町を流れてる高瀬川のことって、あんまり知られてへん。

高瀬川は江戸時代初期に角倉了以(すみのくらりょうい)という豪商が、京・大坂間の物資を輸送する目的で、二条通~伏見まで開削しはった運河や。

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船入(ふないり)いうのは、荷物の上げおろしをしはったとこ。
当時は9ヵ所あったらしいが、今こうして残ってるんは一之船入だけや。(京情緒たっぷり!)

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京生まれの上等な品もんが、ヨーケ舟に積まれて京~伏見~大坂へとくだっていった。

『くだらない』いう言葉は、今もよう使われる。すなわち、「価値がないもんは、くだらへん」いうことや。

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